ACCが沈陽経済開発区太陽光発電契約型エネルギー管理を後押し 現地工業のモデル転換・高度化とグリーン発展に拍車

「沈陽経済技術開発区2016年再生可能エネルギー契約型エネルギー管理推進会ならびに工業省エネ活動表彰式」が沈陽市・鉄西区で開かれました。

2016年7月1日に、沈陽において、アジア・クリーン・キャピタル(ACC)はこのほど、沈陽経済開発区(SEDA)経済・情報化局と共同で「2016年再生可能エネルギー契約型エネルギー管理推進会ならびに工業省エネ活動表彰式」を沈陽嘉泰工業装備博覧城会議センターで開催しました。これは沈陽経済開発区管理委員会によって設けられた交流の場であり、太陽光発電プロジェクトのデベロッパーと開発区の工業企業にとって緊密に双方向交流を行う貴重なプラットフォームでもあります。同会議の主旨は、沈陽地区におけるACC分散型太陽光発電プロジェクトの契約型エネルギー管理業務の展開を推し進め、沈陽開発区の国家低炭素工業団地試行スポットの構築を後押しすることにあります。

世界第二の経済大国として、中国は最新のグローバル総合国力番付で米国とロシアに次ぐ3位に躍進しました。凄まじい経済発展に伴い、環境・エネルギー問題の深刻化は差し迫った課題の一つになってきました。中国のスモッグ、水質汚染、温室効果、生態破壊などの深刻な環境問題は国際社会から幅広い注目を集めました。それを背景に、中国政府は前向きな姿勢を示し、環境問題に総合的に対応し、生態環境の構築に力を入れ、再生可能エネルギーの発展を積極的に提唱し、クリーンエネルギーの応用を普及させ、産業のグリーン革命と産業構造の最適化を不断に促進することに取り組んでいます。2014年から、国家工業情報化部と国家発展改革委員会は共同で国家低炭素工業団地試行スポットの建設に取り組むようになり、国家装備製造業兼東北旧工業基地の振興における模範区として、沈陽経済技術開発区は2015年に、国家第一陣の工業団地試行スポットに認定されました。

太陽光発電は最も発展の潜在力を持つクリーンエネルギー技術であり、また分散型太陽光発電プロジェクトは国家発電補助金の対象となっています。ブルームバーグ社が発表したデータによると、中国のクリーンエネルギー投資は4年連続で世界一の座に居座り続けており、2015年、太陽光発電はクリーンエネルギー投資の最大シェアを占めるようになりました。分散型太陽光発電の展開は、開発区の省エネ・排出削減、エネルギー消費構造の転換につながる効果的な手段と発展方向となっています。

ACCは、業界を牽引するクリーン・エネルギーのサプライヤーであり、中国の分散型太陽光発電プロジェクトの投資・運営分野に専念するデベロッパーとして、世界でも名高い投資銀行であるゴールドマンサックスからの投資を勝ち取った唯一の会社でもあります。ACCは主に中国でビジネスを展開する大手グローバル企業および世界的に有名な中国企業向けに、「ワンストップ」のクリーン・エネルギーサービスを提供しています。屋上分散型太陽光発電プロジェクトに関して、システム設計、工事施工、設備調達、政府機関の承認、システム取付け及び長期メンテナンスを含め、ACCはプロジェクトに100%投資しています。太陽光発電システムによって得られる電力は、事前の約定価格に基づき、且つ電力網より低い価格で顧客へ提供します。ACCの契約型エネルギー管理モードにより、ユーザーは投資をゼロに抑え、エネルギーコストとランニングコストを継続的に削減し、社会的責任の目標を実現できます。

2016年、ACCと開発区管理委員会は協力合意に達しました。すなわち政府による積極的な推奨、企業の自由意志による参加、投資の同調により、開発区の工業企業を対象に太陽光発電プロジェクトをめぐる協力を力強く押し広めることです。現在、ACCは康師傅(沈陽)飲品有限公司をはじめとする工業団地の多くの著名企業とビジネスコミュニケーション及び契約商談を行っています。

会議に先立ち、沈陽開発区管理委員会の韓博常務副主任は、ACCの唐瀚文(Thomas Lapham)CEO、ACCの唐昊シニア副総裁一行と会見しました。唐CEOは「沈陽企業と提携して、投資要求に合致した現地のプロジェクト向けに太陽光発電システムの投資を行い、沈陽経済技術開発区の省エネ・排出削減のために貢献し、また政府と手を組んで国家クラスの低炭素工業団地を構築し、現地の環境保護、雇用創出に寄与していくことを期待しています。政府側には整った外資投資環境を提供していただき、ACC分散型太陽光発電プロジェクトの順調な普及と実施を確保していただきます。」と述べました。

沈陽市経済情報化委員会・社会省エネ処の李洪臣処長は会議で挨拶を述べました。そしてACCの唐昊シニア副総裁は、出席のゲストらにACC太陽光発電プロジェクトにおける契約型エネルギー管理モードと沈陽地区におけるプロジェクトの事例と実施状況について紹介しました。また、沈陽供電公司電力経済技術研究所、英利能源(北京)有限公司、康師傅(沈陽)飲品有限公司、ビーエーエスエフ化学建材(中国)有限公司、バトラー中国有限公司(BUTLER CHINA)などの責任者は、ぞれぞれ太陽光発電プロジェクトに関する国家の政策、技術の信頼性、展開済み事例のシェアなどをめぐって説明し、太陽光発電プロジェクト及び協力モデルについて、出席した工業企業代表が理解をより一層深めました。同会議には、沈陽経済技術開発区からの100社以上の外資系企業と大中型企業の主要責任者が出席し、また開発区経済情報化局は、工業省エネ活動において優れた成果を挙げた18社の企業と22人の先進個人を表彰しました。